3分30秒で読めます! 運営支援ブログ&社労士ブログの短縮版(2026年6月21日~6月27日)

 「一般社団法人あい和学童クラブ運営法人」と「あい和社会保険労務士事務所」では、それぞれ「運営支援ブログ」と「社労士ブログ」で、放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)全般に関して提言や意見を行っています。2026年6月21日から6月27日まで掲載した両ブログ(運営支援ブログ、社労士ブログ)の内容をご紹介します。興味がそそられるテーマがございましたら、ぜひその日のブログをご高覧ください。

※基本的に運営支援ブログと社労士ブログでは、学童保育所について「放課後児童クラブ」(略して児童クラブ、クラブ)と記載しています。放課後児童クラブはおおむね学童保育所(ただし放課後児童健全育成事業を行っている施設に限る)と同じです。

・6月22日はブログを更新しておりません。

・「弱者」である、育成支援に予算を多く投じる放課後児童クラブは、児童クラブ運営を収益事業として全国各地で事業展開している「強者」の広域展開事業者との競争では圧倒的に劣勢です。「ランチェスター第1法則」で考えれば、自治体内での競争という局地戦での勝利を確実にするための取り組みが必要です。それには、地の利(地元)、時の利(地元に根付いてきた時間の長さ)、人の利(自治体の中の人、保護者とのつながり)の三つの利を活用した上で「質」という武器を磨き上げることです。事業規模や人的資源ではとても太刀打ちできないですが「質」という広域展開事業者がまだ手を付けていない分野で優越することで局地戦に勝てるのです。わたくし萩原が言うところの質は「事業運営の質」です。「法令順守」を最優先に、「雇用と労働の実態」が労働法規に違反しないことです。労働集約型の産業ですから、人=職員こそ、徹底的に大事にするべきです。それは単にすべての職員を「いい子いい子」することではなく、「育成支援の仕事の質に応じた適切な評価」と「その評価に連動した賃金制度」であることです。「一生懸命頑張っている職員に、少しでもその頑張りに報いられる給与を払う」ことです。つまり、その頑張りを適切に判断する適切な評価制度が必要となります。(6月23日掲載・運営支援ブログ)

・石川県内の児童クラブで、職員がこどもの服を脱がせて撮影していた、という事案が報道されました。報道だけでは、被疑事実があった20日土曜日の夕刻の当該児童クラブの状況は分かりませんが、一般的には児童クラブ内にいる人数そのものが少ない時間帯です。被疑事実のようなことが起きても不思議ではない時間帯だからこそ、児童クラブ側は、こども(だけではなく対職員でも同じですが)に、何らかの不利益な行為がなされないような環境作りを徹底することが、運営者の意識として持つことが必要です。(6月24日掲載・運営支援ブログ)

・国が、公の事業である放課後全児童対策事業に関する情報公開のルール、水準を定めていないことがおかしい。情報公開が徹底すれば、児童クラブで起こりがちな不祥事を減らす効果が期待できますよ。不祥事を起こしたクラブの団体名が明らかになれば、事業運営能力に不足がある事業者はいずれ退場を迫られますからね。しっかりとした事業運営をするようにムチの1つにもなるでしょう。まして、「1つの支援の単位に、どのぐらいの収入があって、どういうふうに使われているか。現場職員への人件費は総額いくらで、こどもの活動費は総額いくらで、水光熱費や家賃などは総額いくらで、運営事業者本体の利益計上にはどれだけの額がまわされているのか」を、情報公開で徹底的にガラス張りとすることこそ、国が義務付けるべきです。(6月25日掲載・運営支援ブログ)

・6月26日はブログを更新しておりません。

・「児童クラブ内でルールを守らない局面を児童クラブ職員自身が作り出す」ことは、往々にしてあるものです。それは「こどもたちが児童クラブで楽しそうにしていること、喜んでいること」を「こどもの最善の利益を守っている状況」と勝手に勘違いしていることで生じる状況です。というのは、児童クラブはこどもの最善の利益が保証される場所であるという大前提があるので、「こどもが喜ぶことが最優先」という事業実施の判断基準が生じ、その結果、「こどもが喜ぶならルールを変えてでも、ルールを一時無視しても、そうすることが大前提にかなうこと」という判断を、児童クラブ職員は行いがちである、ということです。(6月27日掲載・運営支援ブログ)

☆New!
 ※わたくし萩原が寄稿した記事が「ウェッジオンライン」で2026年5月29日に公開されました。「“産業化”の大波に飲み込まれる学童保育…企業はどう収益を上げているのか?事業構造から見える放課後育成の実情」という記事です。ヤフーニュースにも配信されています。URLは以下の通りです。https://wedge.ismedia.jp/articles/-/40665

 こども性暴力防止法に関する諸課題を5人の弁護士が各々の専門分野に関して紹介、説明するYouTubeチャンネルが開設されました。チャンネル名は「こどもを守る弁護士チャンネル」、第3回が2026年6月11日に配信されました。放課後児童クラブの運営に関わってきた鈴木愛子弁護士が「こども性暴力防止法がもたらす「人手不足の加速」とその構造的リスク」とのタイトルで、人材確保に関する懸念を取り上げています。内容は放課後児童クラブ限定ではなくて法制度全般にわたるものですが、とりわけ放課後児童クラブで働く人、運営する人そして管理する行政パーソンには必見必聴の内容です。https://www.youtube.com/watch?v=ZVafKTKe204 を、ぜひクリックしましょう。
 第2回配信(2026年5月30日)は、こども性暴力防止法の「Q&A」を読み解くとして、【弁護士が読む❗️こども性暴力防止法Q &A】のタイトルです。メインスピーカーは三輪記子弁護士、聞き手は嶋﨑量弁護士です。
https://www.youtube.com/watch?v=XtTCNTDBLLo
 第1回(2026年5月16日)は、「こども性暴力防止法を考える」として配信されています。
https://www.youtube.com/watch?v=uUlx8XaKMso&t=4324s

※放課後児童クラブに興味関心のある専門職同士で交流し、意見交換し、情報共有する場として、(仮称)「学童保育が好きな士業の会」を立ち上げました。2026年1月9日に、第1回目の集いを行いました。参加者は4人でした。今後も随時、集いを開催していきますので、ぜひゆる~く、参加してみてください。集いはオンラインでzoom利用、顔出しでの参加が条件となります。今後の集いに参加ご希望の方は、萩原までメール(info@aiwagakudou.com)か、X(ツイッター)でのダイレクトメールでお知らせください。開催日までに、参加用URLをお伝えいたします。

〇2024年3月19日から始めた全国放課後児童クラブデータベースですが、最後となる埼玉県蕨市まで到達し、1巡目が終了しました。2025年9月から2巡目に突入しています。2巡目の確認事項は特設ページで順次、掲載していきます。また、2巡目の調査で新たに確認したデータは、1巡目の投稿記事に反映させていきます。更新頻度がかなり遅くなっていますが、2026年6月20日時点で、「福岡県大木町」まで進んでいます。

※ここまで3分半!
(お知らせ)
〇弊会は、次の点を大事に日々の活動に取り組んでいます。
(1)放課後児童クラブで働く職員、従事者の雇用労働条件の改善。「学童で働いた、安心して家庭をもうけて子どもも育てられる」を実現することです。
(2)子どもが児童クラブでその最善の利益を保障されて過ごすこと。そのためにこそ、質の高い人材が児童クラブで働くことが必要で、それには雇用労働条件が改善されることが不可欠です。
(3)保護者が安心して子育てと仕事や介護、育児、看護などができるために便利な放課後児童クラブを増やすこと。保護者が時々、リラックスして休息するために子どもを児童クラブに行かせてもいいのです。保護者の健康で安定した生活を支える児童クラブが増えてほしいと願います。
(4)地域社会の発展に尽くす放課後児童クラブを実現すること。市区町村にとって、人口の安定や地域社会の維持のために必要な子育て支援。その中核的な存在として児童クラブを活用することを提言しています。
(5)人々が安心して過ごせる社会インフラとしての放課後児童クラブが充実すれば社会が安定します。経済や文化的な活動も安心して子育て世帯が取り組めます。それは社会の安定となり、ひいては国家の安定、国力の増進にもつながるでしょう。
 放課後児童クラブ(学童保育所)の運営支援は、こどもまんなか社会に欠かせない、あらゆる児童クラブを応援しています。

 運営支援からの書籍第2弾として、放課後児童クラブを舞台にした小説「がくどう、序」を発売しました。埼玉県内の、とある町の学童保育所に就職した新人支援員が次々に出会う出来事、難問と、児童クラブに関わる人たちの人間模様を、なかなか世間に知られていない放課後児童クラブの運営の実態や制度を背景に描く小説です。新人職員の成長ストーリーであり、人間ドラマであり、児童クラブの制度の問題点を訴える社会性も備えた、ボリュームたっぷりの小説です。もちろんフィクションですが、リアリティを越えたフィクションと、自信を持って送り出す作品です。残念ながら、子どもたちの生き生きと遊ぶ姿や様子を丹念に描いたハートフルな作品ではありません。大人も放課後児童クラブで育っていくことをテーマにしていて、さらに児童クラブの運営の実態を描くテーマでの小説です。児童クラブの運営に密接にかかわった筆者だからこそ描ける「学童小説」です。ドラマや映画、漫画の原作にも十分たえられる素材だと確信しています。ぜひ手に取ってみてください! (https://amzn.asia/d/3r2KIzc
 ☆
 「放課後児童クラブ(学童保育所」)用語辞典・運営支援版の掲載を始めました。運営支援の独断と偏見による、運営支援流の「児童クラブの業界でよく使われることば」の紹介です。「児童クラブでのあそび」について現場の支援員や保護者の皆様からの投稿をお待ちしています。弊会までメールでお送りください。

 「あい和学童クラブ運営法人」は、学童保育の事業運営をサポートします。リスクマネジメント、クライシスコントロールの重要性をお伝え出来ます。子育て支援と学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。

「あい和社会保険労務士事務所」は、放課後児童クラブ事業者様の経営の改善、事業運営の効率化、また児童クラブで働く人たちや運営に関わる保護者(会)の雇用労働条件や運営ノウハウのより良い改善のために、専門的な見地で助言、アドバイスを行います。また、中小企業様の労務関係の改善にご尽力いたします。児童クラブの方、埼玉県内の中小企業の方はぜひとも顧問契約をご検討ください。

(ここまで、よくぞこの大変長いブログをお読みいただき誠にありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば引用は自由になさってください。この運営支援ブログも投稿記事数が1,400を超えました。選りすぐりの投稿を出版してくださる出版社さん、どこかにいらっしゃいませんかね。マニアックなブログですが連日、数百から1,000前後の閲覧はありますよ!)

投稿者プロフィール

萩原和也